2022年1月試験対策 FP2級講座 第18回
FP講座第18回
問1 PER(=①)は、「株価÷一株当たり当期純利益」で計算し、算出値が低いほど割安と判断される。
問2 配当性向(%)は、「配当金総額÷(②)×100」の算式により計算され、この値が高いほど株主への利益還元率が高いと考えられる。
問3 配当利回り(%)は、株価に対する年間配当金の割合を示す指標で、「一株当たりの年間配当金÷株価×100」で算出され、この値が(③)ほど投資価値が高いと考えられる。
問4 ROE(=(④))は、企業の自己資本(株主資本)に対する当期純利益の割合で、計算式はROE(%)=当期純利益÷自己資本×100で表す。
問5 PBR(=株価純資産倍率)は、「株価÷(⑤)」で計算し、算出値が低い方が割安と判断される。
解答
①株価収益率 ②当期純利益 ③高い ④自己資本利益率 ⑤1株当たり純資産
解説
PER
PERは、Price Earnings Ratioの略で、Priceが株価、Earningsが当期純利益です。Pが分子、Eが分母です。
PBR
PBRは、Price Book-value Ratioの略で、Book-valueが純資産です。Pが分子、Bが分母です。なお、Ratioと出てきたら〇〇倍と訳しましょう。
ROEと自己資本比率
ROEと自己資本比率はセットで覚えたいです。自己資本比率はROEの逆数です。
自己資本比率=1/ROEということです。
配当性向
配当性向(%)とは、ある企業がその期の純利益(税引き後利益)の中から、配当金をどのくらい支払っているかの割合を表した指標で、「配当金総額÷当期純利益×100」で求めます。配当性向が高いほど株主に利益を還元していることになります。
配当利回り
配当利回り(%)は、株価に対する年間配当金の割合を示す指標で、「1株当たりの年間配当金÷株価×100」で求めます。(分子を配当金総額にするなら、分母は時価総額)。
アセットアロケーション
アセットアロケーションとは、投資資金を複数の資産クラス(株式、債券及び不動産等)に配分することです。アセットアロケーションを決める際には、外貨建ての金融商品を含めて検討します。外貨建ての金融商品は外国株式や外国債券などで、為替変動リスクやカントリーリスクがありますが、その一方で、高いリターンも期待できます。国内金融商品だけではなく外貨建ての金融商品も組み入れることで、効率的な分散投資を検討できます。運用を続けるうちに、値上がりした資産クラスと値下がりした資産クラスが生まれ、保有資産の比率は当初の比率と変わっていくことになります。これをもとの構成比率(%)に戻すための操作をリバランスといいます。具体的には、値上がりした資産クラスを売却し、値下がりした資産クラスを購入することで構成比率を調整します。